中国物流購買連合会と国家統計局サービス業調査センターが発表したデータによると、3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から小幅上昇した。これで、前月比で同指数の3カ月連続の低下傾向は終った。2日付中国証券報が伝えた。
サブ指数を見ると、新規受注指数、製造業生産指数などの主要サブ指数がいずれも小幅に上昇した。中国経済が弱い回復傾向を辿っていることが反映された。特にマクロ調整の課題と密接に関わっている雇用指数の上昇傾向が明確になったことで、産業界の中国経済が減速から失速に発展することへの懸念が後退した。
当面、中国経済がそこ固めの傾向を維持すると予想されている。中国のマクロ経済政策は経済成長率の最低ラインの維持と積極的な財政出動の間で均衡を保たれている。中国の本格的な景気回復の到来は構造調整完了後のことになると見られる。
「中国証券報」より 2014年4月2日