著名エコノミスト、北京大学経済学院教授の曹和平氏は取材に応じた際に、「21世紀中旬に、北京・天津・河北一体化は当時のロサンゼルスの台頭を再現する。これは一つの世紀を代表する超大国の出来事だ」と述べた。
20世紀70年代、ロサンゼルス周辺の15都市が合併した。工業化の発展に伴い、北京・天津・河北も過去15年間で一体化の歩みを始めた。習近平国家主席はこのほど、「北京・天津・河北の共同発展の実現は、一つの重大な国家戦略だ。相互補完、ウィンウィン、着実な推進を貫き、科学的かつ持続的な共同発展の道を歩む」と強調した。これにより、北京・天津・河北一体化がかつてないほど重視されている。
曹氏は、「北京・天津・河北一体化には50余りの県が含まれ、人口は1億5000万人に達する可能性がある。その規模は、当時のロサンゼルスの台頭を大きく上回る。ロサンゼルスにも湾があるが、渤海湾と比べればあまりにも小さい。北京・天津・河北一体化は21世紀中頃に実現される可能性が高く、地球の東部で当時のロサンゼルスの台頭を再現し、中国東部の発展のバランス化を図る。これは一つの世紀を代表する超大国の出来事だ」と指摘した。