中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁が、先般海南省で開催された博鰲(ボアオ)アジアフォーラム2014年年次総会に出席した際、金融政策の微調整に言及したことで、市場における中国の金融政策緩和の観測が再び強まった。16日付中国証券報が伝えた。
周総裁はその際、「当面、中央銀行が雇用指標を重要な参考にしているが、インフレ抑制も重要だ。金融の安定を守るのは中央銀行の重要な職責だ」と強調すると同時に、経済成長率が所定目標を大きく下回った場合は、金融政策の微調整を行う」と述べた。
アナリストは、「短期的には、予想の範囲を超えた金融政策の緩和が実施される可能性はほとんどない。やはり一部分野に照準した微調整が行われる可能性が大きい」と話す。
「中国証券報」より 2014年4月16日