4月16日、国家統計局は今年第1四半期の国内総生産(GDP)を発表し、比較可能な価格による計算では、前年同期期で7.4%増加し、第1四半期の経済の成績表は「スタートが安定し、全体的に良好だ」とのことだ。同日招集された国務院常務会議は、第1四半期の経済情勢に対して分析研究を行い、中国の経済運行を合理的な区間に維持し続け、今後は安定した成長、改革促進、構造調整、民生改善を計画案配して、多方面の共同努力を通して、年間の経済社会・発展の所期目標の任務完成を確保せねばならないと指摘した。
今年に入ってから、中国経済のデータに小幅な変動が生じたため、経済成長の下り坂へ向かう圧力が増加し、外国メディアは衰退を唱え「中国経済が動力を失いつつある」の音(声)が絶えない。第1四半期7.4%の短期的な成長率は、去年の同時期に比べて0.3ポイントと少し反落し、年間成長率7.5%の所期目標をわずかに下回ったが、外部の予想ほど悲観的なものではない。特に中国経済の過去3ヶ月に直面してきた外部環境と内部的圧力を結び付けると、7.4%は多くの経済学者に一つのとてもすばらしい数字だと思われているのだ。
より重要なのは、第1四半期の経済データを通して、我々は中国経済の質・効率向上のアップグレードという内在する潜在力を見てとれたことだ。第1四半期の工業生産成長率がある程度反落し、固定資産投資の成長率の高さが減速し、外国貿易輸出の前年同期比が減少したが、市場の販売は安定的に成長し、住民消費価格は全体的に安定し、住民の収入は比較的速く増加している。これは中国の経済構造調整が積極的な進展を得て、産業構造が引き続き最適化していることを説明している。構造的変革期にある中国経済にとって、品の向上を成長させることは、成長スピードの向上よりも一層重要だ。