中国証券監督管理委員会(証監会)は先般、一部新規株式公開(IPO)承認待ち企業の目論見書(申請稿)を前倒しで公開した。これは、中国のIPO予定企業目論見書早期公開制度がスタートしたことを意味するものである。21日付中国証券報が伝えた。
新しいルールの下で、目論見書の公開時期が大幅に前倒しされ、関連情報がいち早く投資家、仲介機構および上場予定企業と利益関係を持つ各側に行き渡り、早期に検証を受けることが可能となる。公開された情報に疑問が生じた場合、関連企業のIPOが先延ばしになるため、IPO関連情報の粉飾を大きく押させることができるという。
「中国証券報」より 2014年4月21日