2 淡水化した海水の料金は?
北京の住民の水道料金は現在1トン当たり4元だ。王氏は北京への淡水供給についても、1トン約8元に抑えられると計算した。北京への淡水供給プロジェクトは、淡水化プラントと送水管の二つに分かれる。淡水化プラント1期の規模は日産100万トンに達し、総工費は70億元となる。海水淡水化費用は、1トン当たり約4.5元となる。また曹妃甸と北京を結ぶ全長270キロの水道管の総工費は100億元に達し、送水費用は1トン当たり2.5−3.5元に達する。
王氏は、1トン当たり8元という料金には、すべてのコストが含まれる(投資額、貸出金利、経営・維持費、水の生産費など)。北京の水道料金は近年さらに調整される可能性があり、2019年には淡水化された海水とほぼ同じになる。政府の補助や段階的な価格調整などにより、市民はこの料金を受け入れられるようになる。