中国国家外匯管理局(外匯局)国際収支司の管涛司長は24日、現在の人民元為替レートの変動は正常なものであるとしつつ、資本流動の人民元レートに与える影響が拡大しているとの見方を示した。25日付中国証券報が伝えた。
2014年に入ってから、中国国内において、経済成長がやや減速し、輸出の下振れ傾向が目立ち、信用リスク関連の事件も発生しており、そして米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和縮小が加速化していることなどは、いずれも為替予想や、資本流動の重要な影響要因であると管涛司長が指摘した。
なお、外匯局が24日発表した3月の銀行為替決済データによると、同月の銀行の為替決済における黒字額は2465億元で、8カ月連続の黒字となった。ただ、前月比で黒字額は2カ月連続で縮小した。
「中国証券報」より 2014年4月25日