不動産販売の冷え込みが土地市場に急速に蔓延している。2014年に入り、中国の多くの都市で土地の入札価格が高すぎることによる競売不成立、最低価格での取引成立という現象が見られ、二線・三線都市でこの動きが広がっている。25日付中国証券報が伝えた。
アナリストは、現在の不動産市場の需給関係は供給過剰からバランスが取れた状態に向かっており、市場の先行き見通しにも変化が見られている。多くの不動産企業は今後の不動産販売状況に慎重な見方を持っており、そのうえ、資金チェーンの緊迫化により、土地取得のペースを緩めている。このような状況から、需給がともに減少し、それに伴い2014年の不動産市場はオフピークになる見込みだ。
「中国証券報」より 2014年4月25日