トヨタの迷いは外観だけではなく、車内にも蔓延している。レビンとカローラの中央制御パネルは、自動車修理工場で後付したように見える。日本車が最も得意とする細やかな製造技術の面でも、トヨタは低迷の兆しを見せており、同じ価格帯の中で強みを失っている。
強いトヨタは一時的にインスピレーションと方向性を失ってしまったのだろうか?この状況は、それほど楽観視できない。デザインは文化の縮図であり、どれほど才能豊かなデザイナーもその文化から離れ独立して存在することはできない。日本の近年の音楽・映画・テレビドラマなどの、世界の文化に対する衝撃と影響力を見れば、同じく曲線を描き低下していることが分かる。その一方で、中国と韓国の影響力が日増しに強化されている。文化は直接的な原因ではないが、日本車のデザインがますますおかしくなり、競争者に追い越されていることを側面から説明できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年5月4日