国務院の李克強総理は8日、世界経済フォーラム(WEF) アフリカサミットで、「中国の経済成長がこれまでに比べて減速しているというのは客観的であり、正常なことだ。中国経済にはなお持続的成長のしっかりした基礎がある。我々は成長の質と効果をより重視し、より包容性、持続性のある成長を目指す。これまでの高度成長と同じく、今後の質の高い成長も改革を拠り所としていく」と述べた。演説の内容は次の通り。
中国のGDPは9兆ドル、成長率は毎年7.5%前後に達し、7000億ドルの増分をもたらすだろう。中国経済にはなお持続的成長の能力があり、しっかりした成長の基礎がある。都市部にも農村部にも成長の傾向とポテンシャルがあり、中国経済はなお大きな成長と融通の可能性がある。
この数年間、中国経済は2桁成長を実現してきたが、今はその成長のペースが変化しつつある。我々は成長の質をより重視し、より包容性、持続性のある成長を目指す。我々は今後も改革を拠り所とする。これは経済成長の途絶えることのない源泉でもある。我々には年間成長率7.5%、中高度の成長率を確保するという目標を満足する自信と能力がある。これはアフリカ各国にとっても、世界にとってもいい知らせだ。