米誌フォーリン・ポリシーはロシアと中国の関係に水を差したいようである。同誌は19日、「新たに結ばれる中ロエネルギー協定で、最後まで笑うのはロシア人ではなく中国人だ」とし、次のように論じた。表面的には双方にプラスになる結果に見えるが、ロシアは世界最大の天然ガス貯蔵国で、中国は世界最大のエネルギー消費国である。しかし、中ロ間のエネルギー貿易は限られており、中国の石油輸入の9%、天然ガス輸入の1%がロシアからである。中国はエネルギー供給を増やし、多様化し、アフリカや中東の高く不安定な供給源への過度な依存をなくすことを望んでいる。ロシアの天然ガス企業のガスプロムは、価格面で大きく譲歩するしか選択肢がない。プーチン大統領が中国に天然ガスを売る契約を結べたとしても、ロシアに盛大に祝う理由はあまりない。西側との関係が急速に悪化している国にとって、この協議は活路ではない。
米「ハフィントン・ポスト」は19日、「ユーラシア大陸で極めて重要な石油・天然ガスパイプラインであるが、中ロ間の1兆ドルの天然ガス契約は『究極のパイプラインスタン』である。これはユーラシアの新世紀の形成を祝う本当の花火のようである」と論じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月21日