トヨタは苦境から脱しようとしている。2013年9月の中国での回復以来、トヨタの中国販売台数は前年同月比で、8カ月連続で増加している。トヨタはこれを踏まえ、今年の中国販売台数110万台の目標、および200万台への倍増という長期目標を実現するため、中国市場で数十種類の新車を発表することになる。業界関係者は、「トヨタなどの日本メーカーは中国販売を急速に拡大しているが、これには新車の集中的な発表、大幅な割引、日本車不買運動によりたまっていた需要といったさまざまな要因がある」と分析した。
フォーカス、モンデオ、クーガの好調な売れ行きにより、フォードは中国で強い勢いを示している。フォードの中国事業はフォーカス一点張りではなくなっており、モンデオの販売好調が業界の注目を集めている。モンデオの販売増加率は最も顕著で、4月の販売台数は前年同期比415%増の1万476台となり、当時の5倍の規模に達した。1-4月の販売台数は3万9287台に達し、前年同期比125%増と躍進した。フォーカスも高い増加率を維持しており、4月の販売台数は10.9%増の3万4006台となった。クーガの4月の中国販売台数は、16%増の1万1102台となった。全体的に見ると、長安フォードの今年4月の中国販売台数は29.2%増の6万8119台、1-4月は45.7%増の26万台超となった。
5月より広汽トヨタのレビン、一汽トヨタの新型カローラが発売される。これに伴い、両社の今年下半期の駆け引きは、中級車市場に集中する。年内に長安フォードのエスコートが発売されると、両社が中級車市場で激しく火花を散らすことになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年5月20日