▽ネットショッピングが買い物の習慣を変える
阿里巴巴の募集文書には次のような数字も書かれている。13年末現在、淘宝では800万のサプライヤーが7億9600万点の商品を販売しており、商品の品目は100、種類は2千に及ぶという。
同報告によると、ネットにつながる環境さえあれば、淘宝では基本的に好きな時間にほしい商品を買って、希望する場所に送ってもらうことができる。バーバリーの高級トレンチコートもあれば、中国農村の婦人のハンドメイドの布靴もあり、ごく少数の人にしか買えないがヘリコプターも売っていれば、街を走り回って力仕事をする人が乗る三輪車もある。
豊富な種類、大量の商品の存在が、中国の消費者を世界にも真似できないような消費者にしている。中国の消費者はいつでもどこでも8億点近い商品を800万のサプライヤーから自由に選択することができるのだ。ほとんどの商品を複数のサプライヤーが取り扱っているため、消費者はどの店舗から買うかを選択することができる。こうして店舗同士が競争するようになり、中国のネットショッピング店舗のサービス水準は向上を続けている。