一連の政策・措置を受けて、同省の一連の海洋産業がここ数年の間に突出した成果を上げ、広東海洋経済発展の重要な動力となっている。同局の説明によると、海洋の漁船のバージョンアップや改造を通じて「深海漁業」の発展に力を入れ、漁業の現代型モデル転換・バージョンアップを加速し、優良品種の選別・養殖水準を引き上げるなどして、ここ数年の広東省の漁業経済生産額は年平均10.3%のペースで増加し、農業生産額全体に占める漁業の割合は23%に達した。エビやティラピアなどの大規模養殖品種は毎年180億元(約2949億円)の富を生み出し、漁業は農業・農村経済の重要な成長源になっている。
海洋科学技術のイノベーションが強化され、海洋生物医薬品産業の発展は急速な発展傾向をみせている。現在、広州市の国際生物島といった一連の重点科学研究拠点の建設が進められており、海王集団や昴泰集団などがリーディングカンパニーに成長した。海洋薬品・保健品の分野では、サメ軟骨カプセル、魚肝油製品、ウミヘビエキスといった製品が生まれている。
ビーチリゾート観光産業の発展が著しい。珠海長隆国際海洋レジャー区プロジェクト、湛江5島1湾浜海観光産業パーク、汕尾紅梅湾浜海観光産業パークプロジェクトなどの開発事業が進行するのにともない、広東省のビーチリゾート観光は点から面へと深いレベルで発展する新たな局面を迎えている。12年の生産額は1540億元(約2兆5235億円)に上り、同26%増加した。