「第1回中国ロボットサミット」がこのほど、天津市武清で開催された。参加した専門家によると、中国のロボット市場は今後30年にわたって少なくとも30%以上の急成長を維持するとみられる。また中国は今年、世界のロボット及び知能化設備産業の最大の市場となる見込みだ。
今回のサミットには、中国のほかスイスやドイツ、日本の専門家や研究者、企業代表など500人余りが参加し、「知能・機器・人」や「知能化製造と産業発展」などのテーマをめぐる討論が行われた。世界には現在、ロボットの発展を進めている国が少なくとも48カ国あり、そのうち25カ国はサービス型ロボットの開発に乗り出している。日本や北米、欧州ではこれまでに、7タイプ・40機種のサービス型ロボットが実験と半商業化応用の段階に入っている。労働コストが年々高まり、社会の高齢化が加速する中、中国でもロボット需要が急速に成長している。統計データによると、中国のロボット市場の年間平均成長率は40%を超え、世界トップとなっている。中国のロボット市場の総需要は2015年には3万5千台に達する見込みだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年6月4日