中国の経済成長の鈍化について大げさに報道するメディアがあるが、中国はやはり世界の経済発展の重要な牽引力だと私は思う。
中国の第1四半期(1-3月期)の国内総生産(GDP)伸び率が7.4%に減速したのは、様々な要因が関係している。成長の減速は想定内のことで、経済的災難ではない。その逆で、企業が債務リスクをコントロールし、政府が効率の低い投資を抑制した結果で、悪いことではない。
中国経済の減速について大げさに報道するメディアがあるが、経済の減速によって経済改革が推進され、経済問題が解決されるなら、中国経済の長期的利益と引き換えに一部の企業が苦境に直面したとしてもその価値はある。
都市化をさらに進める新政策が打ち出された点から考えて、不動産投資の長期的な展望は依然として明るい。2014年第1四半期の製造業の生産量は前年同期比を上回り、小売業は高い伸びを維持し、多くの消費品小売額は昨年同期比で20%近い伸びとなった。工業や建設業のほかに、サービス業の安定した成長が今後中国経済を後押しするだろう。