2日現在、上半期業績予想発表済みの中国上場企業は811社となっている。中でも、560社の業績がプラス成長となり、全体の69%を占めている。3日付中国証券報が伝えた。
業界別に見ると、石炭、鉄鋼などの伝統産業の低迷が続いており、これら業種の過剰生産能力淘汰の圧力がなお大きいことが伺える。マクロ経済減速の影響を受け、金融、不動産などの業種における不確実性も増しており、これら業種における業績分化の現象が際立つ。
一方で、経済構造転換関連政策の恩恵を受け、省エネ・環境保護、IT、文化・マスメディアなどの新興産業の業績が高い伸びを維持している。
「中国証券報」より 2014年6月3日