西安は2000年前、中国の貿易型経済の中心だった。今、新たなシルクロードはまさにこの古都を横切ろうとしている。それは中国の新経済時代の原材料供給の大動脈となるだろう。これは中国の経済転換の基盤の一つではあるが、最初の提示から半年以上になった今でも具体的な詳細は明らかにされていない。先週中央と地方の経済計画政策担当者らが会議を西安で会議を開き、新たな「西進」への参画に意欲を示したものの、進展についてはほとんど明かされなかった。参加者は「同計画は中国の貿易やインフラ整備のほか、中央アジア、西アジア、欧州との交流を促す」と口をそろえた。香港紙・南華早報が伝えた。
エネルギー不足を補い、国内の石炭と輸入石油への依存を減らしたい中国にとって、エネルギー協力は「シルクロード経済帯」計画の主要部分であり、中国と隣国の外交関係を近づけ、米国の世界的影響力に対抗する戦略の一部でもある。
30年にわたる輸出主導型経済によって中国東部は世界の工場となった。中国はこの20年で2度にわたって政策的に内陸地域の発展を後押しした。