中国人民銀行(中央銀行)は9日夜、「16日からプルーデンス監督管理基準に合致し、かつ「三農(農業・農村・農民)と小企業・零細企業向け貸付が一定の割合に達した商業銀行を対象に、人民元建て預金準備率を0.5パーセント引き下げる」と発表した。11日付中国証券報が伝えた。
これに関して、ファンド管理会社の国泰基金は、「差別化した預金準備率の引き下げの実施は当面の利下げ観測を弱めた」との見方を示している。というのは、中国の投資主体(特に国家予算管理と間接的に関連している投資主体)が量的指標の調整に敏感であり、利下げの重要性が預金準備率の引き下げを及ばないからである。
「中国証券報」より 2014年6月11日