烏副総経理は次のように話す。三一重工がブラジル市場や中南米市場で急速に発展したのには2つの理由がある。一つは設備の質とサービスがしっかりしていること。もう一つは製品のコストパフォーマンスが高いことだ。ドイツの同類製品と比べた場合、中国製品は単価あたりの価格が10%から15%ほど安い。
市場の統計によると、2012年にはブラジル重機械市場のシェアの77%を、三一重工、徐工集団、中聯重科株式有限公司の中国企業3社が占めた。3社は13年も急速な伸びを維持してシェアは85%に上昇し、三一重工は37%を占めた。
同方威視ブラジル法人の陳雍健総経理によると、今回のブラジル大会の12の競技場のうち、9カ所の安全検査設備は同社が提供したものであり、台数は600台に迫る。同社は07年にリオデジャネイロで行われたパンアメリカン競技大会を契機として、ブラジルの安全検査設備市場に進出。14年初めにはブラジル法人を設立し、今回のW杯の業務が初仕事になったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月12日