中国環境保護部の「区域規制」(区域もしくは企業を限定する環境許認可)という有力な手段が、ますます強硬化している。環境保護部は昨日、今年の全国「両会」(人民代表大会・政治協商会議)後で初の大規模な区域規制・公開処分対象となった地区と企業に関する情報を発表した。区域規制を盛り込んだ改訂版の環境保護法が今年可決されてから、環境保護部は初めてこの手段を使用した。
情報によると、環境保護部は昨年の全国総量排出削減の審査結果に基づき、黒竜江省鶏西市など5つの地級市に対して、廃水・大気汚染に関連する建設工事の区域規制を実施することを決定した。他にも、15都市の公開処分の対象となった18社が改善を徹底しなかった場合も、区域規制の処罰対象となる。