中国、長江経済ベルトに「総合立体交通回廊」を建設へ

中国、長江経済ベルトに「総合立体交通回廊」を建設へ。 中国国務院の李克強総理は11日、国務院常務会議を召集し、成長安定化や改革促進、構造調整、経済の最適化やグレードアップを推進し、「総合立体交通回廊」の建設によって長江経済ベルトを強化する方針を固めた…

タグ: 長江経済ベルト

発信時間: 2014-06-12 16:16:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国務院の李克強総理は11日、国務院常務会議を召集し、成長安定化や改革促進、構造調整、国民生活改善という統一計画の要求に従い、目的を定めた調整を実施し、現象と原因との双方に配慮し、経済の最適化やグレードアップを推進し、「総合立体交通回廊」の建設によって長江経済ベルトを強化する方針を固めた。会議ではさらに、「物流業発展中長期計画」が討議・採択され、特定一般納税者の付加価値税率を簡素化・統合し、企業負担を軽減することが決められた。

 

「黄金水道」と呼ばれる長江独自の強みを生かし、長江経済ベルトを建設することは、新時期における中国の地域協調発展と対内・対外開放を結合し、中高級水準への発展を推進する重大な戦略措置であり、経済発展の東から西への段階的推進を促進し、5分の1以上の国土と6億人近くにかかわる発展に新たな動力を与え、地域の貧困脱却を推進し、東部・中部・西部の格差を縮小する措置となる。さらに経済構造を改善し、シルクロード経済ベルトとの戦略的な相互作用を推進し、経済の支えとなる新たな地域と世界的な影響を持つ開放的な協力プラットフォームを形成する措置ともなる。

 

会議では、長江経済ベルトの建設にあたっては、輸送量の大きさやコストの低さ、エネルギーや土地の節約といった水運の長所を十分に発揮し、「総合立体交通回廊」を建設することが打ち出された。第一に、重要航路の浚渫(しゅんせつ)や整備を加速し、通行の妨げとなっている問題を解消し、三峡ターミナルの通行能力と幹線河川の通行能力を拡大し、長江の機能を向上させる。第二に、輸送能力の高い高速鉄道や広範囲をカバーするハイレベルの道路・空路網を建設し、各種の輸送方式と港湾区との連結を強化し、石油・天然ガスの運輸通路と備蓄系統を整備し、河川と海との連絡輸送や幹線・支線の直結、「鉄路・水路」「空路・鉄路」「道路・水路」などの多様な連絡輸送を発展させる。第三に、河川輸送の船型の標準化を推進し、三峡の船型と河川・海直通の船型との普及を検討し、省エネ・環境保護に配慮した船舶の発展を奨励する。

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