中国の監督・管理部門の関係者は24日、差別化預金準備率引き下げに関して、対象金融機関の審査は1年1回を予定していることを明らかにした。25日付中国証券報が伝えた。
現在、中国では三農(農業・農村・農民)および小企業・零細企業向け貸付が一定の割合に達した金融機関を対象に、差別化預金準備率引き下げが実施されているが、2015年は2014年の実施状況を審査した上で対象金融機関のリストを見直すことになるという。
中国人民銀行(中央銀行)は9日、差別化預金準備率引き下げ対象金融機関の預金準備率を再度引き下げることを決定した。中央銀行の関係者は10日、「中央銀行は差別化預金準備率政策の刺激作用を十分に発揮し、関連政策パラメーターの調整の度合いと頻度を高めていく」と表明した。
「中国証券報」より 2014年6月25日