次は、土地不足と環境保護の圧力だ。そしてさらに深刻な問題となっているのは、世界の製造業との競争の激化だ。黄氏は、「最も恐ろしいのは、注文がないことだ。珠江デルタの製造業は現在、ローエンド・ハイエンドの競争、東南アジアの低コスト、先進国の産業の回帰という二重の圧力を受けている。製造業のハイエンド化が唯一の活路だ」と述べた。
ロボットを始めとするスマート製造産業の発展は、順徳区が苦境を脱するための「鍵」とされている。
黄氏は、「ロボットには多くの利点がある。まず製造業の競争力は価格と品質によるものだが、大規模な自動化製造により、企業は価格と品質の間で比較優位を占めることができる。ロボットにより製品の精度と品質を大幅に高め、さらに納期を守ることができる。またロボットを危険性の高い、重労働の持場につけることで、労働者不足という深刻な問題が解消できるばかりか、環境保護の問題の改善、労働集約型産業の技術集約型産業への変化を実現できる」と語った。