シルクロード経済ベルト沿いの国は、世界のGDP総額に占める割合は55%前後、世界の総人口に占める割合は約70%、世界の既知のエネルギー資源に占める割合は75%前後に達する。巨大な経済規模に加え、世界的に高い競争力と経済発展の速度は、新たなグローバル化時代においてシルクロード経済ベルトが経済の大動脈となる理由となっている。
報告書の発表を担当した中国人民大学重陽金融研究院の王文・執行副院長はフォーラムで、「報告書は、中国の一部のシンクタンクの研究者の現段階の見方を示しているにすぎない。シルクロード経済ベルトの建設はゆっくりとしたプロセスであり、長期的で国際的なコミュニケーションと人々の交流を必要とする。衆知を集め、それぞれが長所を生かし、能力に応じて働くようにしなければならない。各方面の優位性と潜在力を十分に発揮させ、各参加者の利益共同体と運命共同体とを構築する必要がある」と語った。
「人民網日本語版」2014年7月5日