中国人民銀行(中央銀行)が15日発表した金融統計によると、6月の人民元建て新規貸付は1兆800億元(約17兆6000億円)となり、市場予想を上回った。16付中国証券報が伝えた。
経済全般の資金調達を示す社会融資規模も、上半期で10兆5700億元と、前年同期より4000億元以上増加し、過去最高となった。
中国人民銀行の盛松成統計局局長は、「下半期も穏健な金融政策が継続される。ただ、コントロールで重要なことは融資構造の調整と資金流動化であり、単なる融資規模の拡大を目指すものではない」と指摘した。
「中国証券報」より 2014年7月16日