第6回BRICs首脳会議が15日にブラジルで開幕し、西側諸国の多くの戦略家は、「BRICsはこの米国主導の世界を再構築しようとしている」と驚きの声を漏らした。初期の実務的な内容が伴わない首脳会議を経て、BRICsという西側諸国のエコノミストが創造した名詞はすでに人の目を引きつける、単なる「レッテル」ではなくなっている。BRICs開発銀行、外貨準備基金などの具体的な枠組みの構築により、BRICsの団結心が強まっている。
BRICs最大の経済体である、中国の役割が注目を浴びている。米シカゴ・トリビューン紙は「BRICs首脳会議、中国が開発中の世界における権利を争奪」と題する記事の中で、「習近平国家主席は首脳会議の開幕前に、中国は国際的な管理体制の改善を推進し、開発途上国の国際事業における存在感と発言権の強化を促すと述べた。習主席は現地メディアの取材に応じた際に、中国は大国としての責任をより良く果たしていくと述べた。また中国からの提案を増やし、中国の知恵によって貢献し、国際社会に多くの公共商品をもたらすと発言した。中国が重要な役割を担う新開発銀行の建設推進など、中国はすでに行動を開始している」と報じた。