市場の恐慌ムードが漂い、投資家はリスク回避の機能を持つ貴金属に目をつけた。数日前まで低迷していた国際金価格は本日、1.3%上昇の1オンス1316.9ドルをつけ、銀は2%上昇の1オンス21.19ドルとなった。ウォール・ストリートで「恐怖指数」と称されているシカゴ・オプション取引所SPXボラティリティ指数は同日37%上昇し、今年最大の上げ幅となった。
関連地域の政治的な緊張が激化していることから、NY商品取引所の米国原油先物価格は2%上昇の1バレル103.19ドルをつけ、約1カ月ぶりの伸び率を示した。同日の通常取引終了後も、原油価格は上昇を続けた。
アナリストは、「墜落事件などの影響の消化には数日かかる」と指摘した。