山東省の青島市や浙江省の寧波市の港湾で、鉄鉱石や石炭などの大口商品の在庫が急増している。貿易金融ブームが背景にあると見られる。18日付中国証券報が伝えた。
大口商品の港湾在庫が増えているのは、景気回復に伴う需要増加の結果であると簡単に判断することはできない。実体経済の融資需要の縮小により銀行の貸付金が貿易金融(ユーザンスなど)に傾いた結果であると指摘されている。
一方、今後の貿易全般の見通しについては、下期に安定成長政策の実施が見込まれることから、上期の低迷状態から、徐々に回復していくものとみられている。
「中国証券報」より 2014年7月18日