BRICSの1千億米ドル規模外貨準備基金の意義

BRICSの1千億米ドル規模外貨準備基金の意義。 中国人民銀行(中央銀行)の報道官は17日、BRICS諸国が緊急時に資金を融通し合う外貨準備基金の創設で合意したことをめぐる質問に答えた…

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発信時間: 2014-07-18 16:45:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民銀行(中央銀行)の報道官は17日、BRICS諸国が緊急時に資金を融通し合う外貨準備基金に関する質問に対して、「これは予防目的の措置だ。各国は直ちに資金を支払う必要はなく、出資を承諾するだけで、直接的な外貨準備の移転は行われない。実際の需要がある加盟国が融通を申請し、一定条件を満たした場合のみ、資金が支払われることになる」と説明した。18日付中国証券報が伝えた。

BRICS首脳は7月15日、フォルタレザで開かれた第6回首脳会議で、BRICS開発銀行と外貨準備基金の設立に関する文書に調印した。上述した報道官は、「BRICS諸国は出資額について、各国の発展段階、GDP、外貨準備高などの基本的な国情に基づき、協議を経て決められたものだ」と述べた。BRICS諸国の同基金の投票権は、中国が39.95%、ブラジル、ロシア、インドがそれぞれ18.10%、南アフリカが5.75%を握るという。

同報道官は、「中国が融通を依頼する可能性は低いが、この枠組みに加わるのはなぜか」という質問に対して、「中国経済と世界経済は高度に融合している。世界金融市場に大きな変動が生じるなどした場合、中国だけが影響を免れることはできない。新興市場経済体の金融安定化の実現は、中国の利益、そして世界の利益に合致する」と回答した。

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