また、BRICS開発銀行の加盟国は株主の権利と投票権を平等に分配される。銀行内には、理事会、役員会、管理層などが設置される。外貨準備基金の構造には理事会と常務委員会が含まれ、加盟国の投票権は出資額によって決まる。5%の基本投票権をBRICS5カ国に平等に分配し、残りの95%の投票権は承諾した出資額の比率によって決まる。中国が承諾した出資額が最多であるため、最高の投票権を持つ。
最後に、BRICS開発銀行はインフラなどの投融資事業を中心とするが、外貨準備基金は多国間スワップを基礎とする協力枠組みとなっており、その他の類似する地域的な通貨協力枠組み(チェンマイ・イニシアティブなど)の成功経験を参照にしている。
「中国証券報」より 2014年7月18日