16日、中国経済の今年上半期の「成績表」が発表された。国内総生産(GDP)は26兆9044億元、固定資産投資は21兆2770億元、国有系企業の営業総収入と利潤総額の前年同期比の成長率はそれぞれ6%と8.9%――。複雑で厳しい国内外の経済状況の下、これらの成績の達成は容易ではなく、人々を奮い立たせる数字となった。
上半期の中国経済データを見ると、GDP成長率が7.4%に達したほかにも、注目すべき指標がいくつもある。第3次産業の付加価値額がGDPに占める割合は46.6%に達し、前年同期から1.3ポイント拡大した。GDP1万元当たりのエネルギー消費は前年同期から4.2%低下した。これらの数値の動きからは、中国経済の発展の質が引き続き高まっていることが見て取れる。
上半期の国民経済の動き、とりわけ第2四半期と6月の状況に着目すると、経済政策の効果が少しずつ明らかになっていることがわかる。市場の見込みは引き続き好転し、購買担当者景気指数(PMI)は6月には51.0となり、4カ月連続で回復した。固定資産投資の成長率の低下には歯止めがかかり、1月から6月までの成長率は17.3%で、1月から5月までの値から0.1ポイント上がった。工業も回復しており、一定規模以上の工業企業(年商2000万元以上の工業企業または国有工業企業)の6月の付加価値額は前年同期比9.2%となり、5月の値から0.4ポイント上昇した。
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