BRICS開発銀行の設立は、提案から1年内に実現された。このペースと設立方法は、人を馬鹿にしたがる西側諸国の人々に不快感を与えている。インドメディアは、「BRICSという概念が13年前に登場してから、西側諸国に疑問視され、軽視されてきた。BRICS諸国は現在、頻繁に交流しており、足場を固めて強くなろうとしている」と伝えた。
米フォーブス誌(電子版)は16日、「BRICS諸国、ブラジルで未来を再計画」と題する記事の中で、「ブラジル北東部のフォルタレザで、BRICS諸国の指導者は、勝者になるための方針を示した。各国はそれぞれの問題を抱えているが、72ページにも及ぶフォルタレザ宣言を読むと、各国がBRICSのために知恵を出し合っていることが分かる。各国は、新たな協力内容を模索中とした」と伝えた。インドのウェブサイト「Niti Central」は、「BRICS開発銀行の設立は、今回の首脳会議の重要な議事日程となった。世界は同行の他にも、5カ国がいかにサクセスストーリーの脚本を書き上げるかに注目している」と報じた。
仏Europe 1は、「BRICS開発銀行と外貨準備基金はアジア・アフリカ・ラテンアメリカで、IMFや世界銀行と影響力を争奪し合う。BRICS国内のインフラ整備の不足も大きな需要を生む。しかし5カ国は出資比率と発言権の分配問題を適切に解決する必要がある」と指摘した。英フィナンシャル・タイムズ紙は、「BRICS諸国の開発銀行はこれまで、本国通貨の相互使用に関する協定を結んでいたが、これは幸先良いスタートだ。中国の人民元国際化の推進も、その重要な内容になる」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年7月17日