2014年上半期のマクロ経済情勢を見ると、経済全体が安定を維持していることが分かる。上半期の経済成長率は前年同期比7.4%増で、7.5%前後という合理的な範囲内に収まっており、経済全体が安定の流れを示している。しかし一部の重要指標は振るわず、経済が依然として強い圧力を受けていることが分かる。新京報が伝えた。(文:匡賢明・中国(海南)改革発展研究院経済研究所所長)
◆上半期の経済、5つの注目点
(一)需要構造の調整。上半期の最終消費支出の対GDP比は52.4%で、前年同期比0.2ポイント上昇となった。これは消費けん引の効果が現れ始めていることを意味する。
(二)産業構造の調整。上半期の第一次・二次・三次産業はそれぞれ7.36%・46.04%・46.59%を占めた。2013年末と比べ、第三次産業の比率が0.5ポイント上昇した。これはサービス業の発展が加速しており、サービス業が主導する構造が形成されつつあることを意味する。