(三)消費構造の新傾向。オンライン小売額は上半期、社会消費財小売総額の9.16%を占めた。この傾向は今後さらに強まるとみられる。
(四)中国経済の脱不動産化の加速。これは良い傾向だ。
(五)都市部と農村部の所得格差の縮小。都市部住民の上半期の名目所得は12%増、農村部住民は9.6%増となった。都市部と農村部の所得は2.77:1の比率となり、縮小傾向を維持した。
下半期のマクロ経済政策も安定を維持し、大きな変化が生じないことが予想できる。経済全体は、「新たな常態」の軌道上を運行する。しかし下半期も改革を休むことはできない。社会資本の活力、消費需要を引き出すために、大きな措置が発表される可能性がある。