中国、ブラジル、ロシア、インド、南アフリカの5カ国がBRICS開発銀行を設立するという情報が注目を集めた。計画によると、開発銀行の本部は上海に置かれ、当面の資本金は1000億ドルとされる。初期資本の500億元は、各国が平等に分担する。
開発銀行の設立と、中国の一般人との間にはどのような関係があるのだろうか?記者はこのほど、金融業界の権威ある専門家を取材した。
自由両替の拡大、通貨の価値を安定化
外国為替(FX)取引大手のEasy-forexの中国事業担当者の孫宇氏は、「開発銀行の設立当初は米ドル主体となるが、徐々にBRICS諸国の通貨がその代わりになる。こうすることで、各国の米ドルとユーロに対する依存を断ち切ることができる」と指摘した。