北京市はこのほど高温・高湿度の天気が続いている。北京市の水供給量は7月28日に310万4000㎥を記録し、過去100年間の記録を再更新した。水供給量の記録更新は、今年夏入りしてから7回目となり、かつてない情勢を迎えている。
28日は2013年の最高298万㎥という水準を12万4000㎥上回り、現在は322万㎥に達している。水供給のピークは9-10時で、この1時間の水供給量は17万9000㎥に達した。
市内の水供給の需要を満たすため、北京市自来水(水道水)集団はさまざまな措置を講じ、十分な対策を行っている。各浄水場は水供給能力を最大限に発揮し、夜間にできるだけ水を溜め込み、日中のピーク時に供給するという措置を講じている。
北京市自来水集団は北京市の水不足を受け、社会に対して水の節約、水使用の規範化を呼びかけている。また水使用量の多い業界に対しては、量を適度に抑制し、市民の水使用ピーク時を避けるよう促している。都市の緑化、道路の水散布などの業界に対しては、出来る限り水道水の使用を減らし、再生水を利用するよう呼びかけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月30日