中国風力発電業界の川上と川下で、業績回復における温度差が目立っている。4日付中国証券報が伝えた。
上半期の業界データや主要企業の業績予想によると、風力発電業界全体がやや上向く中、川上の製造業で受注量の増加が続いているものの、発電事業者は電力使用時間の減少による発電量の落ち込みで、上昇余力が乏しくなっている。
風力発電業界の今後の業績見通しについて、アナリストは、「業績回復の流れは、当初の発電プロジェクトの入札によってメリットを受けた製造業から、発電所の完成に伴う発電量の増加を通じて、次第に川下の発電事業者に移っていく」との見方を示している。
「中国証券報」より 2014年8月4日