VWは13年、中国市場での販売台数が9年ぶりにGMを抜き、トップに躍り出た。こうしてVWは世界販売業績でGMにより一層接近し、その差はわずか1万台になった(13年の世界販売台数はVWが970万台、GMが971万台)。14年上半期には、VWの販売台数がGMを抜いて世界2位になった。ここからわかることは、中国市場がVWの世界販売実績を押し上げているということだ。
13年のトヨタの世界販売台数は998万台で、VWとは数十万台の差しかなく、その開きはさほど大きくないことがわかる。最近、VW中国法人は新工場を建設しており、生産能力の大幅な拡大が見込まれる。また中国市場では、VWはトヨタより優れたコピーやブランド力をうち出しており、これらが中国市場はもとより世界市場におけるVWの発展を引き続き後押しするとみられる。今後数年で、VWが中国市場での伸びをよりどころとして、トヨタを抜いて販売台数世界一を達成する可能性は高いといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年8月4日