7月以降、海外投資資金の中国への流入が加速している。国際的な金融緩和、中国国内景気の落ち着き、A株市場の上昇などを背景に、適格海外機関投資家(QFII)や人民元適格海外機関投資家(RQFII)を通じた資金が流入。まもなく開始予定の上海・香港相互株式投資による市場の活性化も期待され、人民元資産が海外投資家からより注目されそうだ。8日付中国証券報が伝えた。
業界関係者によると、QFIIやRQFIIによる持株比率がますます高まる見通し。中国監督・管理当局には、▽制度構築の促進、▽認証制度の簡素化、▽投資限度枠承認の段階的廃止が求められており、A株市場を海外投資家にとって使いやすい市場にすることで、資本市場の長期的で健全な発展を促進する必要があるという。
「中国証券報」より 2014年8月8日