中国国家発展改革委員会(発改委)は7日、その他の政府関連部門と共同で、戦略的新興産業の発展を阻害する体制・メカニズム面の障害を解消するなど、産業発展環境の整備をめぐる政策を打ち出すと発表した。クラウドコンピューティング、物流ネットワーク、バイオ、電子商取引などの分野で重要な産業支援政策が登場すると見られる。8日付中国証券報が伝えた。
主な政策は、
1.創薬、低空空域開放、汎用航空、電力システム改革などの重点分野の制度改革を加速する。
2.「ブロードバンド中国戦略」に資源を集中的に投入する。「ふるさとブロードバンド」プロジェクトに注力し、同サービスが自由に受けられるメカニズムを構築する。重点新興産業分野で、基盤技術と検査・測定システムに関する機構を設置する。
3.▽新型フラットパネルディスプレイ、高性能医療機器などの革新的産業の発展。▽省エネ・環境保護、情報サービス、衛星ナビ、スマート設備製造などにけるモデルケースの確立と新技術応用の推進。▽産業発展のボトルネックとなるコア技術での突破による従来型産業のグレードアップの促進。
4.国家新興産業創業・投資けん基金を創設し、新興産業の発展のけん引と革新型中小企業成長支援のための長期的メカニズムを構築する。
「中国証券報」より 2014年8月8日