中国学者がマクロ調整で提案 中小金融機関への参入条件の緩和など

中国学者がマクロ調整で提案 中小金融機関への参入条件の緩和など。

タグ: 中国経済

発信時間: 2014-08-11 17:14:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民銀行研究局のチーフエコノミストの馬駿氏は「新供給2049戦略円卓会議」に出席した際、「古い体制下のマクロ調整モデルにおける弊害を解消し、適切な改革を始動させる必要がある」と指摘した。11日付中国証券報が伝えた。

改革の内容について、馬駿氏は「少なくとも、中小金融機関への参入条件を緩和すること、『財政脈拍』指標の確立を通じて財政分野の周期性調整を減らすること、地方幹部の業績評価体制を改革すること、国営企業経営者の選抜で市場原理を重視する制度を導入すること、一連の地方政府と国営企業の予算を制約する新しいメカニズムを構築することなどを行う必要がある」と提案した。

馬駿氏は、中長期的に見て、中国のマクロ調整の目標は、GDP成長率の維持から安定した労働力市場の保障に徐々に移行し、均整が取れた失業率を保障すべきだとの見方を示した。これは、「人間本位」の政府の国民生活に対する配慮がGDPに対する配慮を上回るという必然的な傾向であるという。

「中国証券報」より 2014年8月11日

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