中国株式市場で太陽熱発電関連銘柄の好調により、8月に入ってから太陽エネルギー・セクターの株価が10%近く上昇した。その背景には、太陽熱発電の電力卸売価格がまもなく発表される見込みで、政府の支援政策が好材料視されていることがある。
中国の新エネルギー発電業界において、電力価格に関する政策が大規模な商業化の要であると見られている。まだ発展の初期段階にある太陽熱発電業界に関して、2020年までに投資規模が1000億元以上に達し、その発展空間も極めて大きいと予想されている。
ただ、太陽熱発電の電力コストが火力発電、太陽光発電に近づくまで、その規模化発展が難しく、市場での台頭も空論であるとの指摘もある。
「中国証券報」より 2014年8月15日