下半期の中国経済、予想上回る成長の可能性

下半期の中国経済、予想上回る成長の可能性。 中国経済改革の3つの注目点 | 第3四半期、中国の経済成長率の上昇に期待 |中国経済は世界を愚弄したのか?

タグ: 中国経済

発信時間: 2014-08-14 17:04:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

北京税関の資料によると、中国の7月の貿易額は大きな伸びを見せ、海上貿易は前年同月比14.5%の増加となり、国内外の専門家の予想を大きく上回った。輸出増加によって同月の貿易黒字は473億ドルに達し、近年の最高を記録し、市場アナリストの予期を超えた。多くの経済分析の専門家は、予想を上回るこうした状況が、7.5%のGDP成長目標の実現に有利に働くものと見ている。

中国経済が7月、合格点を上げたのは、市場に有利な微調整政策を政府が不断に打ち出していることのほか、欧米諸国の需要が増えたことで中国の輸出産業の健全発展が促進されたことも原因となっている。業内関係者は、7月の貿易黒字には特殊性もあると関連部門に注意を促している。欧州のウクライナ危機の行方がはっきりとせず、中東の戦局が急変する中で、安定した中国が「世界の工場」としてほかに替えることのできない役割を発揮している。専門家の中には、中国の輸出が今後も2ケタの伸び幅で現在の好調を続けていくとの楽観的な見方を示している。中国経済への信頼を高める好材料となることは間違いない。

だが状況の好転と同時に、世界規模で警戒の声が発せられていることにも注意しなければならない。最も際立っているのは、「2008年のリーマンショック前と同様の兆しが現在の国際金融銀行界に出ている」という、国際決済銀行のジェイム・カルアナ総裁が6月に発した「警報」だ。カルアナ総裁によると、世界経済は新たな危機の脅威に直面しており、必要かつ有効な経済政策によって世界経済を危機の影から救い出す必要がある。無視するべきでないのは、BISは2007年にも、世界金融危機が到来する可能性があると世界に警告していたということだ。当時は、世界全体が一時的な金融の繁栄とバブルで冷静さを失い、誰もこの警告を信じようとしなかった。これに続いてやってきた金融危機は対処しようのないものとなった。

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