経済情勢を反映する関連データはこのほど、安定的な上昇の流れを示した。総合的に見て、現在の経済活動は活性化しており、内外の需要が改善され、企業の経営状況が良い方向に向かっている。安定成長の流れが強まる中、第3四半期の経済成長率の小幅上昇が期待されている。8日付中国証券報が伝えた。
製造業の経済活動が活発化し、サービス業が安定を維持している。中国製造業購買担当者景気指数(PMI)のサブ指数を見ると、生産高指数は5月より3カ月連続で上昇しており、その上昇幅も拡大し、7月には前月より1.2ポイント増の54.2に達し、前年同月を1.8ポイント上回った。原材料購買活動が活発化しており、在庫補充の意欲が強まっている。購買量指数は前月比1ポイント上昇の53に達し、前年同月を3ポイント上回った。原材料在庫指数は1ポイント上昇の49%となった。また、中国サービス業PMIは4カ月連続で53以上で安定した。全体的な変動幅は狭く、サービス業経営状況の安定が示されている。
内需と外需の改善が続き、経済成長の基礎が固められた。製造業新規受注指数は3月以降上昇傾向を維持し、前年同期から3ポイント上昇の53.6と、2012年5月ぶりに53ポイント台に達した。これは内需の持続的な拡大を反映している。同時に、輸出にも改善が見られた。新規輸出受注指数は前年同期を1.8ポイント上回る50.8%に達し、2カ月連続で50以上をキープした。新規輸出受注指数の積極的な変化から判断すると、今後の輸出の安定的な拡大に期待できる。