総合的に見ると、中国経済の安定性が高まっており、成長率上昇の流れが初歩的に形成されている。今後の経済成長を支える積極的な要素、有利な条件が増加している。例えば市場の閑散期が終了し、政策の効果が現れ始め、バラック区改造が加速される見通しになっており、需要を力強く支えることになる。中国国務院はこのほど、約1億人が生活するバラック密集区の改造を着実に推進するよう通知を出した。2014年には、中央企業を含む国有企業のバラック区、資源枯渇型都市・独立工鉱業区・中小企業密集地区のバラック区の470万戸以上が改造される予定だ。またこのほど雲南省で発生した地震により、多くの民家とインフラ施設が破壊されたが、震災後の復興支援は内需をけん引する。現時点では、7.5%前後の年間経済成長率目標が実現される見通しとなっている。
「中国証券報」より 2014年8月10日