公開されている政策とハイレベル講話を整理してみると、上半期のキーワードが「改革」で、産業構造の調整や地域構造の調整、投資・消費構造の調整が注目ポイントとなったことがわかる。これらは下半期も引き続き、経済の転換・グレードアップの重点となる見込みだ。
注目点1:サービス業主導の局面が形成
産業発展の不均衡と一部の生産力過剰は各界の注目の的となっている。産業構造の転換・グレードアップをいかに実現するかは、中国経済が新たな動力を順調に見つけることができるかのカギとなる。
2013年、GDPに占める第3次産業の割合は第2次産業を超えた。第1四半期、第3次産業の付加価値額がGDPに占める割合は49%に達し、成長率は第2次産業を0.5ポイント上回った。
中国(海南)改革発展研究院経済研究所の匡賢明所長によると、このデータは、サービス業の発展が加速し、サービス業による主導という局面が形を整えたことを意味している。