増え続ける億万長者チームに、米国は今年、世界最多の57人を送り込み、今年の増加者数のうち3分の1以上を占めた。中国は33人の増加だった。地域別にみると、欧州が北米を抜いて億万長者が最も多いエリアになり、総数は775人になった。だが資産の伸びが最も大きかったのはアジアの富豪で、前年比18.7%増加した。アジアで新たに誕生した億万長者は52人、中南米・カリブ海地域は42人。アフリカは億万長者の資産総額が増加する一方、人数が減少しており、主な原因として社会・政治情勢の混乱が挙げられる。中東地域でも似たような状況が起きている。
男性の億万長者の9割近くが既婚者で、離婚者は6%、独身が3%、寡夫が2%。女性の億万長者は既婚者が65%、離婚者が10%、独身が4%、寡婦が21%だ。
2014年6月現在、米国は世界で最も億万長者が多い国で、571人に上った。2位は中国の190人、3位は英国の130人。過去1年間でインドの億万長者が3%減少し、100人で6位になった。