9月19日の米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で、「中国台頭」が初めて強く警戒されることなく大いに歓迎された。アリババグループは19日に米国で新規上場し、公開価格を38%上回る初値と2,310億ドルに達する時価総額で晴れ晴れしい第一歩を踏み出した。米国本土生まれのスターネット企業であるフェイスブック(Facebook)に勝ち、一気に世界上場企業トップ20の列に加わり、ウォール街の年間ニュースターとなった。当日、米株主は激しい競り値で中国民営企業発展モデルへの肯定、中国経済運営環境への信頼及び中国台頭への真摯なる歓迎を示した。
英国の大手新聞「ガーディアン(The Guardian)」の報道によると、アリババは上場直後から株価が飛ぶような勢いを見せ、売り出し価格の68ドルから上昇の一途を辿り、最高値100ドルまでつけたという。
日本「読売新聞」は、始値が公募額を36%上回るということは株式市場がアリババの将来性を高く買っている証拠だと報じた。
仏「les Echos.frs」は、アリババ上場初日の取引ぶりは奇跡だと称しながら、公募額が低くないうえに発行株も結構な数になるが、同じケースだと、上場後かなり長い低迷・調整時期を迎えるだろうとコメント。
日本NHKによると、NYSEに上場したアリババの初日の時価総額はすでにトヨタの規模を超えている。