一方、ここ数年間中国人旅行客の海外での“マナーの問題”も指摘される。これに対して戴院長は理性的に見るべきだという。「ここ数年の海外旅行者の急増によって、国と国、国と地域の交流が、政治外交・エリート間から一般国民の間の交流へと変化してきた。その結果、旅行客の普段の生活様式が表に出でしまう。また外国人とつきあいも神秘に満ちた“恋愛関係”から、日常を共にする“生活関係”へと移り変わってきている。
マナーの問題は、中国の海外旅行の初期段階における一時的な問題であり、その成長過程における正常な現象である」と指摘。「これらの問題が客観的に存在していることを認めた上で、これを拡大解釈せず、大きな拒絶反応を起こさないことが肝要だ」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年9月23日